■産官学連携によるリーディング産業の創出
■未来にはばたく人と技術を育てる
エス・バードは、南信州広域連合、長野県工業技術総合センター、信州大学、(公財)南信州・飯田産業センターなどが連携し、航空機産業をはじめとする飯田下伊那地域の産業の高度化、高付加価値化を実現するための施設です。
長野県が2016年に策定した「長野県航空機産業振興ビジョン」に基づき、航空機システムに関連する人材育成から研究開発、実証実験までを一貫して行う国内唯一の拠点を形成し、国際総合特区「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」の一躍を担う飯田下伊那地域のリーディング産業の創出を目指しています。
南信州・飯田サテライトキャンパス
ー航空機システムに特化した学びを提供ー
信州大学が取り組んでいる主な研究開発プロジェクト
■非接触式防爆型油量計システム
■GPS/INS(慣性航法システム)複合航法システム
■ハイブリッド型ブレーキシステム
■小型航空機の運航安全に向けたHMDシステム
(写真は実験室フライトシミュレーター)
精密電子・航空技術部門 航空機産業支援サテライト
ー企業の課題解決支援や国機関との橋渡しー
■南信州・飯田産業センターと連携しながら、航空機産業に携わる製造業の総合的な技術相談窓口になると同時に、飯田下伊那地域の取り組みを全県に波及する役割を担っています。
■航空機部品の生産技術の「高度化」を目指す「航空機産業中核企業育成事業」では、講習会や研究会活動を実施しているほか、発注元企業から図面等の提供を受けて試作開発を行う「加工トライアル」に参加する県内企業の技術支援を行っています。
ー航空機産業に不可欠な国内唯一の環境試験機器ー
試験品の動作や発熱により、周囲の爆発性ガスに引火しないこと(防爆性)を評価します。
地上から上空までの気圧、気温、湿度を再現した環境化での航空機の装備品等の安全性・信頼性を評価します。
ー新たな美味しさと健康長寿を支える産業を支援ー
食品の機能性や製品開発に向けた研究・試作・分析評価ができる機器や設備、インキュベート室を設置しています。
信州大学農学部や長野県工業技術総合センター、飯田女子短期大学、地元の企業、団体と連携し、健康・介護・地域振興などをテーマとした食品系の研究開発の拠点としての役割を担います。
主な分析機器
■味覚センサー(味覚試験装置)
■レオメーター(食品食感試験装置)
500人規模の催事に対応するホールのほか、大小さまざまな会議室を完備。市民グループや起業者、テレワーカーを支援するスペースも充実しています。
(写真はコワーキングスペース。こたつが使える畳スペースも)
メインエントランスには、旧宇宙開発事業団(NASDA※)と旧航空宇宙技術研究所(NAL※)(※現宇宙航空研究開発機構(JAXA))による高速飛行実証で実際に使用された実験機を展示しています。